NEW AFTERS STORE

いつもAFTERSをご利用いただき有難うございます。宮津です。

本日で6年目に入りました我らAFTERS。昼間は誰もこず泣きそうでしたが午後はお客様途切れず有難うございました。
そんな日でもしっかり閉店後はフットサルで走りまくってきました。今日は良いプレーが出来良い1日でした。

表題の通り、AFTERSは新しいお店を作ることにしました。
前職からのパートナー、AFTERSの頭脳、デザイナー松本を誘って独立してから5年。
5年前の今日とか思い出しますね。1~2週間やってみてダメそうだったら向かいにあるサークルKで深夜バイト雇ってくれるかなぁとか考えていました。(今はメガネ屋さんですけど)
冬は寒くて暖房入れたらブレーカー飛んでお客様いらっしゃるのにバン!と真っ暗になって「きゃー」とか。
すごいお店ですね、、

たった5年間ですが、実に様々なトライをし、積み重ねてきた5年間であったと思います。
こんな時にふと振り返ると思い出しすぎるのでアレですが、良い立地のお洒落なブティックで、お客様が来ない時間帯にスタッフがレジカウンターでリンゴのついたPCに向かってなんかしてると、良い感じに仕事してる様に見えます。
でも実際は好きなweb見たりしてるだけ。全部ではないですけど。
郊外でAFTERSを始めた時に、みんながサボってる間に、そんな時間を何か仕事をしまくるようにしたいという気持ちだったんですね。
今でこそAFTERS STOREは良い場所ですね〜と言われますが実際物件を決めた時は同業の方々もとんでもないとこに店出すらしいなとか、今でも覚えてますけど金融機関の方に、「我々試算しましたけどね、我々の目論見だとあんなとこに出して宮津さん、あなたの生活もままならないですよ。」なんて言われる始末でした。 shit

そんなのやってみなきゃわかんねーだろ、と心の中で思うしか無かったですね。
それだけアパレルの状況が良いイメージではなかったから仕方のない事だと思います。

それから大きな自然災害、この度のパンデミック。大変でしたね。

そんな中でも毎日しつこくイメージし続けるのが好きで、開店から2年くらいだったでしょうか。皆で焼肉食べに行った時に自分が毎日書いてたメモかなんか破ってポケットに入れてきた絵を見せて、「いつかさ、こんなお店出来たら良いよね!かっこいいしみんな喜ぶよね」なんて言ったのを覚えてますが、要するにそのメモが現実になる、という感じです。

松本と2人で始めたAFTERS、この夏から2名増えて現在5名で運営しています。
自分はいつも、今いてくれる仲間がすごいなぁと尊敬しています。
皆、それぞれスキルフルでソウルフル。現場叩き上げのバッチバチな人たちばかりです。
仲間が何か創ったり、考えている事をきいたりすると、凄いなぁと関心します。そんなユニークな仲間に巡り合えた僕は、なんてラッキーなんだといつも思っています。

自分一人では絶対に不可能だったこの計画を仲間との力でなし得るというのは、もし僕が現在住んでいる中野市で、好きな国内外の有名ブランドを集め、割と自由に一人で店をやっていたら絶対に辿り着けない事です。
はなからそんな事に興味がなかった僕は、そうでないところを仲間と見たいと思ってました。
もしかしたら一人でやってたらこんな気苦労しなかったのかな、なんてよぎる時もそりゃあありましたがその都度自分に何を考えてんだと言い聞かしていました。

結局前置きが長くなってしまいましたが、もう一つ大事な事があるので、お客様にはお伝えしたいのですが、自分の中でのハイライトです。

10年以上の気心のしれたお得意様がある日こう言いました。「友達と食事に行ったのですが、その時友達が「最近こんな事にハマっててさ〜」と言ってたんですよ。でもそれを聞いて少しイラッとして、そんなくだらない事してないでいい歳なんだしさ、ちゃんとした方がいいよ!」と。
このパンデミック中の話です。

それを聞いた僕は、いや、それは違うと思うよと伝え、きっと人間のみが唯一毎日死に向かっていると言う現実を受け入れる事をある意味回避するために、音楽聴いたりスポーツしたりアイドル追っかけたり旨いもん食ったり女の子追っかけたりBTS聴いたりかっこいい服着たり映画見たりエロ本見たりする訳で、それが人間のみが与えられ人間が創った特権だと思うんだけど、それを否定したらただただ毎日生きるために死ぬまで飯食って糞して寝るしかないでしょ。
それは良くないんじゃないかなぁ なんて話をしたのですが。
虫であるカマキリがお前の求愛ダンスめちゃくちゃカッコよくね?とかは決して言ったりしていないと思うんですよね。きっと人間だけなんですよね。
AFTERSがやっている事は結局生きる上で直接的に必要ではない、摂取しないと死んでしまうと言うものではないのですが、でもやっぱりあった方がみんな楽しいでしょ?その方が良くない?もしよかったらこの後どう?的な人間の脳が一番喜ぶ事を一生懸命コツコツやっているんだと自分は思っています。
今回のパンデミックで不要だと言われた事は、僕は人間である以上とても大事な事ばかりだと思いました。
でも僕らのみならず、皆さんのお仕事もほとんどそうだと思っています。
だから大いに好きな事に身を投じて楽しむ事が大事だと考えています。

と言う事で、新しいお店は来年2022の春に完成予定です。
イチから建設する事にしました。ワオ
売り場、カフェ、デザイン事務所、自社工場を兼ね備えた建物です。
ひょんな事から生まれたフィクションな、AFTERS。そこに大人たちが夢中で何かをなし得ようとしているなんて、この世界は面白いですね。

次の10年、そして20年、やりたい事はまだ沢山あります。
しかしその原点は、やっぱりお客様が楽しくて、仲間とでなきゃ出来ない事です。
かっこいいお店になると思いますのでご期待ください。



この記事を書いた人

RYO MIYATSU

宮津 亮【株式会社AFTERS代表】中野市出身・在住。2000年より長野市の有限会社World Wideにてメンズ、レディースセレクトショップに勤務。2016年11月に独立、AFTERS STOREを開業。ショップの運営、オリジナルブランドAFTERS®️のディレクションを手掛ける。