
昨日は私の定期健診でした。3ヵ月に1回くらいのペースなのですがこういうのがあるともう健診?と月日の経過が早く感じます。どうせいつか死ぬからしょうがないんですけど、せっかく生まれたAFTERSをちょっとでも長く見ていたいから早めに自分で考えて検査してからはや7~8年。
今年は初めて2回くらい健診をすっかり忘れました。気をつけないと。ちなみに病院行く時もHINOKI PANTSとHINOKI JACKETでした。
最近またふと腑に落ちたことがありました。
この仕事史上最高に世界中に洋服が溢れかえっているけど、それでもその時点で良いものを作って世に出していく仕事になるわけですけど。しかしいいものが売れるか、というとまた別の話。これは25年もやってれば思いますよ。拘ってもそれが全て買う理由にはなりませんので。
そしてそれがかつては「そこ」でしか買えなかったのですが、今は「どこでも」買えます。親指を何回か動かすだけで。
あのお店が好き、あの人から買いたい、と言っては見たものの、これ探したら同じもの安く買えるとこ見つけた!となります。だから八方塞がりでしょうがないなぁと長年思っていたのですが。
唯一、共有不可能なものは「人のセンス」です。
同じもの着てもなぜあんなに素敵に見えるのか、かっこよく着こなすのか、なんだか他に理由がないので最後そこに行き着いてきた気がしてなりません。最近の事情を見ていると。そのアイテムが古着だろうがドメだろうがインポートだろうが転売価格だろうが関係なく、高級ブランド身につけてても普通の無地の服着ててもかっこいい人はかっこいい。なんででしょうね。言語化できないからいけないんでしょうけど。これはAIさんにも共有不可能な気がしますね。
→聞いてみたら色や組み合わせ、機能的、流行的なコーデはデータからいけますが、「個人の美的感覚・表現」「らしさ」「世界観」ははっきり言ってAIには無理っすと言ってました。そうだよね
それはi phoneから流れてくるおしゃれな店員さんやインフルエンサーさんもいいと思うんですけど、正直何がかっこいいのか可愛いのか全くわからず、相変わらず私はいいなぁと思う人は少なく、少数派なのだなと思うわけです。
ずっとセンスがあるなぁ、かっこいいなと思っている人は長野のDJのSADAさんと、友達の中野でBRIDGEというショップをやっている上原と、今もFTCにいる友達のヒロマサと(なんと東京依頼会ってなかったのに須坂に来てくれてました)、、、あとは学生の時に自分のアイドルだった人たちくらいしか思い出せません。(ほぼ友達)
そのくらい少人数しか、ああセンスあってかっこいいないつも何考えてんのかなと思った人は少ないです。有名なブランドさんの展示会に出向いても本当にかっこいいなぁと感じた方々はそんなに多くなかったです。
それはやっぱり自分の範囲や知っているその人、というバイアスがかかるんでしょうか?知ってるから余計にかっこよく感じるとか。
人気のある商品が世界にバレて、芸能人も芸人さんもみんな人気になったものは買えば色々伸びるのかもしれないですけど、それらのかっこいい人はさりげなく押しつけず普通なんですけどめちゃくちゃかっこいい。自分の事なんてわかりませんがやっぱりある程度の自分のセンスを守った上で毎日着てるんじゃないでしょうかね。
そういう人にはなかなか出会えないのですが、なんと嬉しいことにAFTERSの看板男、中嶋と中村。歳も近けりゃ身長も同じ、でもタイプが全然違う。しかし内部で褒めるのキモイし身内ノリだと思われても別に良いのですが、今まで入社、退社、関わってきたスタッフ達の中でも「センス」においては群を抜いています。若いし経験は浅いですが、それは関係ないんですよね。
先程の「友達」をかっこいいな、と刺激を受けたのは私が学生の時ですから。いまだにかっこいいですよ。
だから形にもならないし、言葉にもしづらいし、難しいんですが、そんな見えないスキルを持っている若い力の提案を、やっぱり皆様に楽しんで欲しい。後ろ盾も何もない私の自身のそれだけを信じて今まで店頭で接客してきたようなもんですから。
「明日はこんな格好して、この靴履いてって、これを合わせて着こなしたらかっこいいだろうなぁ」
一言で言いますと、これが全て。
それがたまたま、仕事と繋がっているという、愛すべき服バカ共の発信を楽しんでくださいませ。AIには無理だし
CIRCLE LOGO WAFFLE ZIP HOODIEのスタイリング、見てくださいましたでしょうか?なかなか刹那な無機質な着こなしがいいですよね。中嶋の持つやや中性的な個性がよく現れたスタイリングだと思います。あともう半年居たらファンクラブが出来ちゃってた、と百貨店の皆様POPUP終了を大変悲しがっておられました。1F 3F 4Fからわざわざ見に来られてましたね。すごいな
HINOKI 3B JACKETのスタイリング提案は見てくださいましたでしょうか?あれをやりたいんですよね、と言っていたの2週間前なんです。そのくらい考えてます。本当に愛すべき服バカですよね。いいなそういうの。そういう奴と仕事したいぜ!って多分5回くらい言ってますね。
それが冒頭の共有不可能なセンスを、もしお客さんが「あれかっこいいなぁ、見に行ってみたいなぁ」と感じてくださったら、それこそが彼らの仕事。といいますか、そこからやっとスタート。売れるかどうかはまた別ですねぇ でも生産チームにはできない仕事です。
その昔「ハイ」しか言えなかった若者は、路面から百貨店から老若男女オールジャンルの接客を社内イチこなすまでになりました。そんな年上キラー、ケンチョ中嶋はAFTERS STORE 須坂店長、中村はAFTERS STORE 本店をメインに色々イベントなども仕掛けていく準備をしてます。どう考えても彼らがこの先5年~10年、SHOPの顔。一生一緒に仕事できるかなんてわかりませんが、いてくれる時は、そのつもりで接しています。もし下氷鉋の1店舗だったらそうはならなかったでしょうね。20代後半の私も、自分でやったろうと息巻いてました。
そんなセンスの良いスタッフが来てくれたから、こういう進み方ができます。そして彼らの活躍を見たまた下の世代が興味を持って集まってくれたら、その先の目標にも近づけるかもしれません。
この週末は、またどんな提案をしてくれるでしょうか。新作も多数ありますし、多分HINOKI 3B JACKETとMOMIJI PANTSをスタイリングしたくてハーハーしているのが目に浮かびます。土曜には夏に数年ぶりの発売だったみんなの好きなアレもでますが、きっとリアルタイムでそれを着てきた中嶋がかっこよくスタイリングするでしょう。
お楽しみに!
