イエローステッチ

イエローステッチの出会いは中学生。
古着屋のショーケースの本物LEVI’Sをハァハァ言いながら眺めていた僕らのデニムは当時の現行LEVI’S(それも今は高いんでしょ)かレプリカデニム。それらができる限りパクった(再現)した501風デニムを何か特別な気持ちになりながら穿いたものです。その時に、ああヴィンテージのモノホンはある年代以前はイエローなんだなぁと、Boonを読んで知るわけですね。
そうするとガキの私はイエローステッチがかっこいいんだ、と丸呑みしちゃう。でもそんなことを毎日ワクワクしながら生きていました。それらの記憶などが何層にもなって、そして2025年の今は仲間とブランドをやっています。
しかしですね、この素材(60/40)、ステッチ、機材、インク、全てにおいてゼロからゼロから作って行くことは不可能です。全て既存と既存の組み合わせ、でもまだ誰もやっていない組み合わせ、それがこのHINOKI JACKETやHINOKI EASY PANTS Ⅲ。なんだか世の中にありそうだけど、なんかちょっと違う。GジャンのようでGジャンでない、デニムのようでデニムでない、そんなAFTERS®︎の服になりました。
素材をうたったり、仕様をうたったり、縫えるから、刷れるから、創れるから、とそれぞれをアピールしても「だからなんなん」ってのが現実です。
やっぱそれらは後ろ側で、かっこよくないといけないですよね(前側)。それらを全部できたらいいな、と長年しつこく思ってます。
ネイビーのロクヨンにイエローステッチ、かっこいいですよ。先行受注いただいた皆さん、ありがとうございます。
AFTERS STORE 長野で6/15(日)まで受付中です!ご来店お待ちしております。

この記事を書いた人

RYO MIYATSU

宮津 亮【株式会社AFTERS代表】中野市出身・在住。2000年より長野市の有限会社World Wideにてメンズ、レディースセレクトショップに勤務。2016年11月に独立、AFTERS STOREを開業。ショップの運営、オリジナルブランドAFTERS®️のディレクションを手掛ける。