ロゴの作り方

現在発売中のTEAM LOGO 4thシリーズ。昨年末にリリースしてからまだ1ヶ月ほどですが、お陰様で各アイテム初回生産分はほぼ終了し、現在は増産分をご用意しています。
TEAM LOGOに限らず、AFTERSからリリースするロゴに関しては基本的に自社で全て制作しています。今日はその制作過程を少しご紹介します。

まずは各スタッフが考えた原案からサンプルを作成します。企画会議なんて大層なものはないのでその都度出たアイデアを回収してサンプルを作ります。デザイナー目線で言わせていただくと、会議と名のつくものから良いアイデアが生まれることはほとんど無いです。全部が無駄とは言いませんが、ことさら洋服のデザインについては遊びの中から生まれるアイデアの方がしっくりくることが多いです。蓄積された知識と経験、それからリラックスした柔軟な状態の頭が良い発想の必須条件ではないでしょうか。

こうして大まかに決まったテーマから実際にグラフィックを仕上げていきます。まず頭の中で全体のレイアウト決めをし、それに沿ってラフを書きます。ここからは各パーツのラフを書く→PCに取り込み→書き直し→PCに取り込み→PCで修正みたいなルーティーンで徐々に仕上げていきます。全体の構図は瞬発力でパッと決めて細部のディティールで迷いながら作り込む、というのがいつものパターン。
①描いたラフをiPhoneのカメラで撮影→②Photoshopで写真の編集→③Illustratorでベクターデータの編集という手順でほぼ完成。手書きのイラストをデータ化する際にスキャナーを使うと精密すぎて逆にトレースし辛いことがあるので、写真に撮る方が気に入っています。イラストによっては直接PCで作り始める場合もありますが、最初は手書きから始めることが多いです。

フォントの選別については実際にレイアウト組みをしながら決めていきます。ベースとなるフォントから手書きでおこしていく場合と、直接Illustratorで調整する場合どちらもあります。組み合わせてみるとやっぱりこっちのフォントの方が良かったということが多々あります。

そんなこんなでロゴが完成すると今度は実際に制作するアイテムの企画に取り掛かります。生地やプリント、刺繍の位置、サイズ、色決め等々ありようやく生産スタートとなります。AFTERSのロゴ制作に関しての説明は以上です。
デザインのご依頼とは異なり自分たちの感性を100%反映させられるが故の難しさ。自由度が高い分AFTERSらしさをどうやって表現するか、という点に注意しながら制作しています。2月にはまた新しいデザインの服のリリースも色々控えていますのでお楽しみに!

TEAM LOGO 4thシリーズは店頭で好評発売中です。

この記事を書いた人

NAOHIRO MATSUMOTO

松本 直大【AFTERS DESIGNデザイナー】東京都出身、飯綱町育ち、長野市在住。2005年有限会社World Wideに入社。2016年AFTERS STORE立ち上げに参加。Mac、Nikonユーザー。趣味はフットサル、登山、温泉巡り。DJ booknoid レギュラーイベント ALLEGED@LA PRIMO偶数月第三土曜 / ZEST@LA PRIMO奇数月第三日曜