メキシカンパーカーとティシュカバー

CLASSICHARVESTさんと一緒に作ったメキシカンパーカー。
吊り編み裏毛のメキパーなんて、おそらくこれしかないと思います。ヴィンテージのメキパーに敬意を払いつつベースにしたこの服。
きっとみなさんやりたがらない大変な作りです。
CLASSICHARVESTさんのお力添えで発売した商品です。

着用と洗濯を繰り返して良い風合いにどんどんなってきました。
まだまだこれからどう変化していくか楽しみにしています。

発売したのは結構前なんですが、まだ少し在庫があります。
すぐに売り切れてしまう洋服もありますが、そうではない洋服もあります。でも、お店なので売れない商品ばっかりだと潰れます。
その辺りが一番難しいです。

でも便利で革新的で役に立って快適で安い服がたくさん増えているし、もっと増えると思うんですが、それだけになってはクソミソ一緒です。
新しいものは僕も大好きなんで、全く否定する気持ちはありませんが、この、どうしても作りたくて何としても出したい服、というのが無くなってしまっては自分が何のためにこういう人生を歩んでるんだかわかんなくなってしまいます。

しかしヴィンテージの服のマニアの方々も沢山いますし、それが普遍的で素晴らしいのもわかるんですが、それを当時作っていた人達は自分が死んで数十年経って、当時働いていた工場が潰れていても、今はそれが素晴らしい!と評価されてることが嬉しいかどうかは微妙です。当時は沢山その服を作って稼いで家族を腹一杯食べさせたいと思って作ってたような気もします。

そういう事を永遠と考えていると、今まで自分が夢中になってやってきた事は一体、、、という勝手な思い込みと空虚な感じでぼーっとしてしまうのです。

沢山服を作る人がいる中で、自分達が何を持ってこれからも作っていくのかと考えると、ビジネスで今アパレルいけてるからやろう!なんて時代とは真逆な現代に、不採算でも情熱ありすぎて作りたい人が作る物は、多分どこか一部が超カッコイイと信じております。

このメキシカンパーカーも誰かにとってそうだったら嬉しいなぁと思っています。

そんな同じ悩み事考えてる一人でもある仲間が作ったティッシュカバーが本日発売。

ISSIKI7 / ティッシュカバー 2,860円

箱のティッシュが減っていっている現代にあえて一石を投じる?
鼻をかむ時に、いつもより少しだけカッコつけてかめるアイテムです(個人的)。
全て1点ものなので感覚で選んでくださいませ。

今日は月曜、また雑用仕事からスタートでありますが、さらに今後、今よりもう一段深い所へ潜れるように集中して考えています。
今週もご来店お待ちしてます。

この記事を書いた人

RYO MIYATSU

宮津 亮【株式会社AFTERS代表】中野市出身・在住。2000年より長野市の有限会社World Wideにてメンズ、レディースセレクトショップに勤務。2016年11月に独立、AFTERS STOREを開業。ショップの運営、オリジナルブランドAFTERS®️のディレクションを手掛ける。